性病検査では、一般的にHIV・梅毒・淋菌・クラミジア・ガードネレラ・HBV・HCVなどを検査します。
クラミジアは日本で最も多い性感染症です。性器に感染するだけでなく、オーラルセックスで喉に感染することもあります。
淋菌も感染者数の多い性感染症で、クラミジアとの重複感染がみられることがあります。
おりものが多い、とかおりものの臭いが気になるという方におりものの検査(腟分泌物培養検査)をすると、ガードネレラという細菌性腟症の原因菌がみられることがあります。
かゆい、とかもろもろしたおりものが出る、という方にはカンジダという真菌がみられることがあります。
梅毒は、梅毒トレポネーマの感染によっておこる性感染症です。主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。初期には感染が起きた部位にしこりができることがあります。股の付け根の部分のリンパ節が腫れることもあります。治療をせずに3か月以上経過すると、全身にうっすらと赤い発疹が出ます。例年に比べて梅毒の感染者が急増しており、年齢・性別報告では20代女性に最も多くみられます。
HPV(ヒトパピローマウイルス)
主に性行為で感染します。ハイリスクHPVの持続感染から、子宮頚がんへ移行することがあります。リスクの低いHPVの感染からも、いぼ(尖圭コンジローマ)になることがあります。
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